昨年後半からしばらく、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのお菓子が続いたので4月は原点回帰としてシンプルなフランス菓子を菓子教室で紹介しています。
元のレシピは随分古くて配合の誤りもあって、このお菓子を今、再現するにあたって何回も試作しました。
ビスキュイ・ア・ラ・キュイエールの作り方はフランスのレシピではお馴染みのの手法かなと思います。
凝固剤は板ゼラチンを使います。
イタリアンメレンゲを入れないゼラチンで固めたムースは単調なものとなってしまいがちです。
苺ムースに苺コンポートを広げて、更にライムのアングレーズを広げます。
それぞれのパーツの食感のバランスが整えられたお菓子です。
ゼラチンの量、ホイップクリームの固さと合わせる温度など、確かなテクニックを加えて洗練されたお菓子に生まれ変わりました。
身近な材料を使って、ピュレにしたり、コンポートにしたり、フランスのお菓子作りを楽しんでいただきたいと思っています。